それから、南部町の
富士通関係の
企業で
かなり離職者が出たという話もありまして、その辺の
状況もわかりましたらお知らせいただきたいと思います。
◎
吉田 商工労政課長 この
事業縮小による
解雇者数の576人でございますけれども、この内訳については職安のほうからもなかなかお示ししてもらえず、我々のほうでも中身の分析というのはなかなかできない
状況にあります。
やっぱり
企業の生き残りのために
人員削減に至らざるを得ないところが結構あるのかなというふうに思います。
あと、
三菱関係につきましては、
新聞報道であったように5月、6月に10日間ほど休業する話は聞いていましたけれども、それ以上の部分については調査しておりません。
南部町のほうの
富士通関連の
企業ですが、これは先日、
ハローワークのほうで
職業相談を受け付けておりまして、会社のほうに行きましたら、約100名ほどの面接を行ったという話は聞いております。ただ、
就職状況はなかなか厳しいものがあるというふうにも伺っております。
以上です。
◆松橋
委員 かなり重要な問題だと思うんです。今の
市内の
雇用動向をしっかりととらえて、そしていろいろ具体的な
経済・
雇用対策を実施するための
緊急対策本部なんだろうと。それが今の課長の話ですと、やはり1つは、
関係機関との
連携がとれていないという
印象を受けるんです。というのは、今の
数字はわかったけれども、
解雇者の576名の
方々の
状況は
ハローワークと
連携をとって情報を得ていないという
印象を受けます。そうすると、やはり今の
雇用状況が
対策本部で把握できないということになるんです。それが大きな問題だろうなというふうに思います。
それからもう1つは、
対策本部として、今の
状況について積極的に
情報収集していくと。やはり
三菱製紙とか、南部町における
富士通関係の
企業でも、多くの
市内の方が就職されていると思うんです。
八戸職業安定所管内で扱う分野になっているわけですから、そういうふうな
情報収集活動をした段階で、この
対策本部でどういう具体的な
対策をしていくのかということをやらなかったら、私は
対策本部にならないんじゃないかと常々思っていますけれども、特にこの
数字を見て、黒枠で示しながら、これだけ今
雇用の
状況が厳しい、
離職者がふえているという段階で、これだったら
対策本部にならない。ただ、
皆さん方が
対策本部を立ち上げたのは、従来ある
事業の継続とそれから国県がやれと言ったものの受け皿に過ぎないと私は思うんです。やはり
雇用動向というものをしっかりと押さえて、それから
関係機関と
連携をとった積極的な
情報収集をするべきだなというふうに感じますけれども、私は、今の
対策本部であれば、なかなか機能していないという
印象を受けるんです。その点どうですか、
部長。
◎高谷
産業振興部長 今の
関係機関との
連携というお話、御指摘でございますが、
ハローワークのほうからの
情報収集に努めていますけれども、ある一線のところで踏み込めないという現実問題がありまして、我々としても非常に歯がゆいところでございます。
私どもは、新たな市の
経済対策とか
雇用対策を何とか
企業の
方々に、御理解していただくよう、PRをして、利用していただくことで、
雇用の安定に努めたいというふうなことで思ってございます。
また、国の施策でございますけれども、いわゆる
雇用調整助成金も
中小企業向けに
かなり要件の緩和とか、それから率の拡大と、国がどんどん
対策を講じてございますので、
企業の
利用実態も
県内の全体の約半分ぐらいを、
八戸地域の
企業が利用しているという実態がございますので、
企業も
景気の
底打ちがいつなのかというのを模索しながら、いつか来るときに備えて、回復に備えて――
企業にしてみれば人材というのは宝でございますので、その人材をできるだけ確保したいというのが
企業、
事業主の思いだと思います。できるだけ国の施策、そういうふうなことを使っていただくよう、また、微々たるものでありますけれども、市の施策も使ってもらって、何とか安定した
雇用にしていただきたいというふうな思いでございます。
そういうことで、引き続き
関係機関ともまた
情報交換を密にしたいと思いますけれども、
委員御指摘のとおりの実態でございまして、我々としても歯がゆいところがありますが、議会からもそういうふうな話があるというふうなことで、もう少し粘り強く
関係機関とも当たってみたいというふうに思います。
以上でございます。
◆松橋
委員 部長としての責任といいますか、一生懸命やっているなというふうな
印象を受けました。頑張っているなという
印象を受けました。
ただ、今この世界的な危機の中で、
雇用が大変な
状況の中で、市として緊急に
経済・
雇用対策ということで立ち上げてやっているわけですから、そういう観点から考えると、
森園委員もおっしゃいましたけれども、
ハローワークに行くと大変なんです。あきらめて帰っている
方々が多いんです。確かに国の仕事として国がやることであり、市のやることでないかもしれないけれども、今、特に会社で離職されている
方々が多いわけですから、こういうことも含めて、市でもっと切り込んだ
離職対策、
雇用対策というものをしなければならないんじゃないのかなと。今の
現行制度で一生懸命やっていることはわかりますけれども、そういう事態ではないんだろうなと。離職された、
解雇された
方々も、
経済だけじゃない、いろいろなエリアでの問題を抱えている人がいます。
生活保護を受けなければならない方もいるわけです。それは民生の
関係なわけです。庁内挙げて職を探す、仕事まで踏み込んで、行政も入って
連携をしてやっていかなければならない事態だと思うんですけれども、そういう
危機感がちょっと感じないんです。
せっかくこの
対策本部を立ち上げて、一生懸命やっていることはわかります。
部長の歯がゆい思いもわかります。
部長の立場は歯がゆいのです。私は市長に言いたいんですけれども、もっと切り込んで、もっと
連携を強めて、こちらでも
雇用対策の
相談窓口を設定して仕事をあっせんするんだというぐらいの気持ちで
対策をしていかなかったらと。今、
ハローワークの
状況を見ると大変な状態を抱えている方がたくさんいると思います。また、
いろいろ話も聞いていますけれども、そういう状態を、もっと
情報収集して積極的な
対策をしていただきたいということを改めて強く申し上げておきたいと思います。
○
坂本〔眞〕
委員長 他にございませんか。
◆伊藤
委員 6ページの
子育て応援特別手当が
対象者に対しての申し込みですが、まだまだされていない方がおられるようですけれども、これは周知が十分行き届いているにもかかわらずこのような現状なのか、どのようにこの
数字を受けとめておられるでしょうか。
◎
吉田 商工労政課長 子育て応援特別手当支給状況につきましては、
健康福祉部の
所管なもので、この内容につきましては
民生協議会のほうで本日説明しているかと思います。
◆伊藤
委員 所管外だということを承知しながらですね、この
数字が……
○
坂本〔眞〕
委員長 済みません、
伊藤圓子委員。承知しながら、
所管外のことについて質問しないでください。
◆伊藤
委員 それでも、ここにこういう
数字を出すためには、その辺を
連携してわかっているかなと思ってお伺いしたつもりでした。
○
坂本〔眞〕
委員長 一応申し上げますが、
所管事項についての質問に限定してください。お願いいたします。
他にありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
坂本〔眞〕
委員長 ないようですので、ただいまの
報告については終わります。
──────────────────────────────────────
3
荷捌き施設A棟の
整備について
○
坂本〔眞〕
委員長 次に、
荷さばき施設A棟の
整備について
報告願います。
◎熊谷
水産事務所副所長兼
水産振興課長 それでは、
荷さばき施設A棟の
整備について御説明を申し上げます。
初めに、
八戸漁港検討
会議での検討経過と今後の日程につきまして御説明を申し上げます。
委員の皆様御承知のように、昨年12月25日に開催しました第9回
八戸漁港検討
会議におきまして、A棟の基本設計の内容を下部組織であります実行
委員会で継続して検討していくこととなり、ことし1月6日開催の市議
会議員全員
協議会で
報告をさせていただきました。
その後、1月から3月にかけまして計6回の実行
委員会を開催し、
八戸漁港のグランドデザインである基本計画を踏まえながら
関係者との協議を重ね、先月24日の第10回
八戸漁港検討
会議におきましてA棟の基本設計の内容の合意が得られ、翌25日には基本設計が完了いたしました。
今後の日程としては、今年度はA棟の実施設計に着手し、年度内に完了させまして、
平成22年度と
平成23年度の2カ年で建設工事を想定しております。
次に、
事業費について御説明を申し上げます。
A棟の総
事業費は22億2334万円で、その内訳は、本体工事が11億860万円、機械設備費が11億1474万円となります。
詳細は次ページに掲載しておりますが、当初のコンセプトは変えず、EU輸出基準を満たすハサップ対応に必要な最小限の設備と建物の規模にしております。
なお、A棟の基本設計の内容は、基本計画と一部
変更となるため、基本計画の
変更手続が必要となることから、それ以外のB棟、C棟、D棟を含め全体の基本計画の見直しをしました。その結果、A棟で
整備を予定していた冷凍品のカツオあるいはサバの取り扱いについては、今後
整備を進めていくC棟において検討をしていくということとなりました。
A棟における荷さばき内容につきましては、次の3ページの平面図で概略を説明させていただきます。
A棟では、2隻の船が接岸できるようになっておりますが、施設での荷さばき方法は2通りとなっております。1つは4台のフィッシュポンプで船の魚槽から魚を吸い上げて、青色の部分、ここは最も清潔度の高い区域になりますが、この中に太い四角の部分が4カ所あるのがホッパーになります。ここで魚を受け入れまして、ベルトコンベアで若草色の部分の箱詰室へ運び、1トンタンクへ入れて海水氷を施氷し、トラックに積み込むこととなります。
また、もう1つの荷さばき方法として、屋内のホッパーで受けた魚を密封型のベルトコンベアで直接タンクローリーへ積み込んでの出荷もできるようにしております。
次に、4ページをごらんください。
ここでは基本計画の見直しをした図面にあらわしておりますが、紫の部分が現在検討を進めている改革型巻き網漁船に対応したA棟になります。その対岸になりますが、黄色部分が小型イカ釣り船や中型イカ釣り船に対応するB棟、その隣の青色部分が大中型イカ釣り船や海外からのコンテナで運ばれてくる冷凍イカに対応するC棟です。そして最後、緑色の部分になりますが、第二魚市場で水揚げされている沖合底びき網漁船あるいは定置網を初めとする沿岸漁業に対応した鮮魚を取り扱うD棟となります。昨年2月に国から承認された基本計画との
変更点は、最初にも御説明申し上げましたが、A棟で当初予定しておりました冷凍のカツオやサバの超低温の荷さばきについては青色部分のC棟で検討をしていくこととなっております。
以上で説明を終わります。
○
坂本〔眞〕
委員長 ただいまの
報告について御質問ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
坂本〔眞〕
委員長 ないようですので、ただいまの
報告については終わります。
──────────────────────────────────────
4
市営バスと
貨物列車が衝突した
踏切事故の
報告について
○
坂本〔眞〕
委員長 次に、
八戸市営バスと
貨物列車が衝突した
踏切事故の
報告について
報告願います。
◎川村
交通部長 市営バスと
貨物列車が衝突した
踏切事故について御
報告する前に、去る3月30日、河原木字浜名谷地の
八戸臨海鉄道踏切で
市営バスと
貨物列車が衝突事故を起こし、6名の乗客の
方々が重軽傷を負われ、当交通部のバス乗務員が逮捕されるという事故が発生いたしました。
負傷されました
方々並びに御家族の皆様、
八戸臨海鉄道様初め
関係者の皆様に大変御迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる次第でございます。大変申しわけございませんでした。
今後は、このような事故を二度と起こさないよう、再発防止と信頼回復に向け交通部一丸となって取り組んでまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
それでは、
報告案件につきましては小林次長が御説明いたしますので、よろしくお願いします。
◎小林
交通部次長兼
運輸管理課長 それでは、
市営バスと
貨物列車が衝突した
踏切事故の
状況につきまして御
報告申し上げます。
発生日時でございますが、
平成21年3月30日月曜日、午前10時28分ごろ。
発生場所は、
八戸市大字河原木字浜名谷地76番地303の先、市川通り1号踏切でございます。警報機があり、遮断機がなしという
状況でございます。
発生
状況でございますが、ラピア9時18分発、多賀台団地経由大杉平営業所行きの
市営バスが、4号埠頭方面から八太郎方面に向け踏切を進行中、左方から進行した
八戸臨海鉄道株式会社の
貨物列車と衝突し、バスの乗客6人が負傷したものでございます。
営業所及び乗務員でございますが、大杉平営業所の運転技師で46歳、男性。
平成5年7月1日採用の職員でございます。同日11時10分、自動車運転過失傷害罪の容疑で現行犯逮捕されたところでございます。
この事故処理
状況等でございますが、10時35分、事故発生時に現場を通りかかりました
八戸臨海鉄道職員が救急車を手配し、市民病院に2名、労災病院に2名、日赤病院に2名、搬送いたしました。
10時35分、事故車両の運転手から大杉平営業所に連絡がありまして、事故現場、各病院に職員が出動しております。
13時30分、奈良岡副市長が各病院を回り、負傷した
方々をお見舞いしております。
15時、小林市長が出張中のため、奈良岡副市長、
交通部長が謝罪記者会見を実施いたしました。
負傷者の
状況でございますが、6名の方は全員女性でございます。住所は市川町でございます。診断書の内容は記載のとおりでございますが、重傷が3名、軽傷が3名でございます。20日現在、入院している方はございませんが、治療を完了した方が2名、4名の方が治療中でございます。
八戸臨海鉄道株式会社の損害でございますが、現在、ディーゼル機関車等の損害額については調査中でございます。
裏面をごらんいただきたいと思います。
事故後実施した再発防止
対策でございますが、事故発生直後、30日月曜日でございますが、乗務員に対し文書等で
踏切事故防止
対策の徹底を周知しております。一時停止ということと左右確認ということの徹底を実施しております。
3月31日でございますが、翌日の早朝の乗務員に対し点呼時に、
踏切事故防止
対策の徹底を指導しております。
それから4月6日、8日、10日でございますが、
踏切事故防止緊急研修会を5回に分けて実施、開催いたしまして、全乗務員177人を対象に当該踏切通過時の安全意識の確認と事故原因等を検討いたしました。
それから4月8日には、JR東日本主催の
踏切事故防止訓練に乗務員、運輸指導員等36名が参加しております。
4月10日は、春の全国交通安全運動の一環として、
交通部長による早朝点呼査察を実施しております。
今後の再発防止
対策でございますが、添乗指導により個別指導を実施したいというふうに考えております。毎年1回は添乗指導することにしておりますので、踏切等を対象に添乗指導したいと考えております。また、事故現場において、運転管理者が踏切通過時の運転操作等について確認チェックというようなものもしていきたいと思っております。また、大杉平営業所への特別内部監査を実施したいと考えております。それから年3回実施しております
グループ研修において、
踏切事故対策をテーマとする研修を実施したいと思っております。また、毎月実施しております運行管理者研修においても、同じように
踏切事故対策をテーマとする研修を実施したいと思っております。
それから、乗務員の懲戒処分についてでございますが、4月20日、昨日、
青森地方検察庁
八戸支部から
青森地方裁判所
八戸支部へ、自動車運転過失傷害罪で起訴されております。今後の刑事処分の内容を詳細に検討の上、処分を決定してまいりたいというふうに考えております。
また、起訴の内容でございますが、記載のとおりでございますが、踏切の警報が鳴っていることを知りながら、先を急いで停車せず、左方を確認せずに進行したというような内容になっております。
それから、
踏切事故の周辺図をつけておりますけれども、青い点線で書いたのがバスの経路図でございます。多賀台団地方面から来たものでございます。本
八戸駅方向に向かっているものでございます。事故現場は右下の踏切でございます。ここが事故現場でございます。
以上で説明を終わります。
○
坂本〔眞〕
委員長 ただいまの
報告について御質問ありませんか。
◆石橋
委員 このたびの事故でけがをされた
方々には本当にお見舞い申し上げ、一日も早い御回復をお祈りしたいと思うところであるのは
委員の
方々、
理事者の
方々も皆同じだと思います。
今回の事故は、非常に残念だったなと。安全安心を目指して頑張ってきておりました交通部にとって、その点が崩れたのかなという点も非常に残念だなと。また、前後しながら、呉市等でもああいうような形でバスの事故が発生したということに関して、バス
事業は市民の命を乗せて走るというような使命を持っていることを再認識しながら、安全とは何かということを考えなければならないなという場面がこのところ続きました。
その中にあって、まず確認したいのが、後で市長はお見舞いに行ったんですか。副市長は行かれたみたいですけれども、市長もお見舞いに行かれていましたか。
◎小林
交通部次長兼
運輸管理課長 市長は直接は行っていないということです。
◆石橋
委員 市長は行かれてないと。何か理由があったのかもしれませんが、これを見ると副市長の対応になっていましたけれども、非常に大きい事故なので、後で市長も行かれたのかと思っていました。市民の気持ちとか安全の部分を考えた際に、お見舞いに行ってもおかしくないなという思いがある中で、後日何かをされたとか、その点わかりましたら教えてください。
◎小林
交通部次長兼
運輸管理課長 申しわけございません。直接私らは聞いておりませんので、市長の公務の都合等に任せております。
◆石橋
委員 私とすれば、やはり市長にそれぐらいはしてほしかったと。
資料には加療3週間で重傷というだけで、どのぐらい入院したかが書いていないけれども、本当はこういうのも書いてほしかったなと思いますが、こういう部分の中でも、けがを負った
方々に対してもそういう思いで駆けつけても私はいいんじゃないのかなと、そういう思いがあります。
ただ、市長が今おられないので、そういう意見があったということは、後で別な場面でも話はしたいなと思っています。
次に、市の交通部のふだんの安全に対する考え方について聞きたいんですが、普通、土木的な感覚で言えば危険予知活動――KYK――こういう危険があって、またそれについて予知されて、その部分に対してどのように回避をするかというのがふだんの始業点検的な中でもあると。
ですから、そういう中で、交通を預かる立場でも、ここの場所は非常に危ない場所で、車も飛ばしてくる中にあって、視界も悪いという場所。こういうところで、ついついふだんからなれたような
状況でいると、逆に言えばだれでも起こし得る可能性もあったかもしれないという感じがします。そのときに当たって、日ごろから危ない場所等においての安全確認、今で言えば
グループ研修とか管理者の研修とかというのがそれなのか。どういうものを研修の中でやっていたのか。まずはその点のところを聞きたいと思うんですが、お願いします。
◎小林
交通部次長兼
運輸管理課長 通常は、危険箇所につきましてはヒヤリハットマップというもの、これを旭ヶ丘営業所、大杉平営業所でつくって、研修なんかで使ったりしています。当該踏切に関しましては、この間の乗務員の研修会の中でも非常に危険だという意識があったかというと、そういう意見は余りなかったように私は思っています。
市営バスが現在走っている踏切が10あるんですけれども、たまたまあそこが遮断機がない唯一の場所だったわけですが、その中でJRの鮫の踏切とかほかの踏切のほうがむしろ危ないという意見がありました。あそこについては見にくいというのはありましたけれども、交通ルールを守っていればそれほど危険だという認識ではなかったように思います。
◆石橋
委員 ヒヤリハットマップをつくったのは非常にいいことでしょうけれども、つくっても日ごろから確認せず、当たり前のように運行ルートの中で乗ってしまっているという感覚がもしかすればあったんじゃないのかと。そこら辺をいま1度、そういう部分に当たっては定期的だったり、また時にはきょうの運行でどういう危険が考えられるのかという確認もしながら意識を高めながらやっていくことも必要じゃないのかなと思うんです。そうでないと、ここら辺は危ないそうだという感覚だけでいきますと、実際の現場では、その日、その日、その時間、その時間で違いがあるわけですから、そういうことも考えた際に、どういう危険があるのかという意識をより強く持っていただいて確認していっていただきたいなと。
本当は乗務員の
方々は、ちゃんとその分は強く持っていると思います。ただ、体の調子だったりいろいろな部分でその時々にちょっと抜けることもあるかもしれません。ですからその辺の確認に努めていただいて、安全のために、また今後ともより一層、信頼を回復できるようにお願いして終わりたいと思います。
○
坂本〔眞〕
委員長 他にありませんか。
◆松橋
委員 事故発生場所に遮断機がないということについてお伺いしたいんですけれども、あれだけの大きな交差点にある踏切にしては遮断機がない。この遮断機がないというのが大きな事故の原因でもあったのではないかなというふうに思いますけれども、この点についてはどう考えているのか。
それから、これからの安全運転という意味で、市なりあるいは臨海鉄道のほうでは、遮断機についてどう考えているのか。私はこれは大きなところじゃないのかなと。この事故からは運転手が一方的に悪いような感じも受けるんですけれども、遮断機がないことにも問題があるような気がしますが、遮断機についてどう考えますか。
◎小林
交通部次長兼
運輸管理課長 踏切には、第1種、第2種、第3種などの種類がありまして、今回の踏切は第3種の踏切で、警報機はありますが遮断機はないということで許可がおりている踏切と伺っております。したがって、これが第1種であれば当然遮断機もありというような踏切になるんだと思いますが、現状のところはこれで国土交通省のほうから認可されているものと伺っております。
それから、臨海鉄道の考え方につきましては、直接はこちらのほうが加害者といいますか、そういう立場でございますので、なかなか申し上げにくいところはあるんですが、一般車両等も含めそういう交通安全
対策に関する協議の場はあってもいいのかなということは思っております。ただ、私のほうからは、今現在の立場で申し上げるのはなかなかいかがなものかという考えでおります。
以上でございます。
◆松橋
委員 私は、遮断機のことがすごく気になりますし、交通部はこれからの安全運行、それから一般車両があそこを通っているわけですから、交通安全上から言っても県警のほうでももっと考えるべきだと思うんですけれども、交通部の事故ですからそれとは別になるかもしれませんが、遮断機がないことがやはり大きな問題があるのではないのかなと。交通部は特に命を預かって運送
事業をやっているわけですから、そういう意味でもあそこの遮断機について交通部から積極的に働きかけて検討していくべきじゃないのかなと。私は設置することがいい悪いとか、設置するべきだとは言いません。言いませんけれども、これは大きな原因だったんじゃないのかなという部分等を申し上げておきたいと思います。
それから、検察当局のほうで起訴をして、犯罪みたいな感じに職員がなっているんですけれども、事故の原因に本人の大きな過失のようなものがあったのか、なぜこんな事故が起きたと思っているのか、これだけでは読み取れないところもありますけれども、例えば本人が前の日に、酒を飲み過ぎたとかそういう過失があったのかどうか。あとは、まだ留置場に入っているという話もあったりしますが、本人が今どういう状態でいるのか。
それから、この本人に対して交通部の立場でどういう対応をしているのかお伺いしたいと思います。